地酒と山海の幸
2015年02月10日

ホテルメトロポリタン長野で開催された
地酒と山海の幸の饗宴
飯山・中野・山ノ内町の7つの蔵元さんが一堂に会し、会席料理を楽しむ企画。
先付から一種類ずつお酒が提供され、その酒の味わいに合わせた献立が用意されるという、なんとも贅沢な趣向です。



まず驚いたのは、7種の酒の味わいの違い!
どこの蔵元さんの資料にも、「地元の水、地元の米を使い」と書いてある。だったら同じ地域の酒にそんなに違いはないのだはとぼんやり思っていたのです。
ところがどっこい!
甘さ、辛さ、透明感、とろみ、華やかさ、香り…それぞれが、見事に個性的です。
これはもう、作り手の揺るぎない理想の味への追及がなせる技です。
すごい、すごい。
この違いは飲み比べてみたからこそ明確に記憶できる。
いやー、司会にも関わらず飲みたいですと言ってみた甲斐があった!
そして、この会のもう一つのお楽しみは料理とのマリアージュ。
田玉料理長、めっちゃ気合が入ってました。
料理に酒の仕込み水を使ったり、酒米と同じ風土で育った山菜との組み合わせ、そして、海のものとのコラボレーション。
時に酒を引き立たせ、酒が料理を引き立たせ、またある時は融合することで新たな味わいを生み出す…
お酒と料理の相性って、こういうことなんだ!
筆舌に尽くしがたい感動を味わいました。
日本酒も、食材も、飯山駅周辺、
素晴らしいポテンシャルを有しておりました。
新幹線開業を機に、訪れる旅人に地元の奥深さを伝えねば。
またこの味わいを知って、旅先で新しい発見と感動をより楽しめる。
貴重にして素晴らしい宴でした。
miwa